ボールモーションのチェックポイント(投球編)

 
 
 ボールモーションのチェックポイント(投球編)
 
「オイリーコンディションに対応するために曲がるボールを入手して使ってみたものの、思ったほど曲がってくれなかった」とか、その反対に「曲がりすぎてしまい、スペアが上手く取れない」といった経験をお持ちの方も多いはず、そこでボールリアクションの様々な悩みやトラブルにお応えしたいと思います。但し、このコーナーを読んだからといって、自分だけで解決しようとすることは賢明ではありません。ここでの内容はドリラーのアドバイスが必要な専門的な内容も多く含んでいます。自分のボウリングをしっかり観察してもらった上で、ドリラーとコミュニケーションをとりながら解決策を見いだして頂きたいと思います。

ボールモーションを決める要素は3つあります。言うまでもなくレーンコンディション、投げ方、そして三つ目がボールです。レーンコンディションや投球上の問題で、ボールリアクションが思うようにいかない場合には、ボールにリアクションを求めても解決しません。そこで投球者の立場として、まず以下3つの重要なチェックポイントについて理解を深めて下さい。
 
(1)ボールスピード
ボールスピードは特に曲がりへの影響が大きいことを理解して下さい。スピード不足による曲がりすぎやスピードオーバーによる曲がり不足があり、ドリルレイアウトの際に加味しなければならない重要な要素です。初速で時速27~30キロ程度が適正スピードで、それ以上でも以下でも的確なピンアクションが起きにくいので、自分のスピードはどの領域なのかを把握することも大切な要素です。
 
(2)アクシスローテーションとアクシスチルト
ボールの進行方向に対する回転方向を「アクシスローテーション」、レーンに対する回転軸の傾きを「アクシスチルト」と言います。ボールの曲がりには特にアクシスローテーションの大きさは重要な要素ですが、これはリリース時のフィンガーのポジションがどの位置にあるかによって決まる、投球の要素です。進行方向と同方向の回転角度を0度とすると進行方向とは直角の回転方向が90度となり、90度に近いほどフックポテンシャルは大きくなります。従って0度に近いリリースでは例え曲がりの大きいボールを使用したとしても曲がりは小さくなってしまいます。
 
(3)回転数
回転数が多ければそれだけレーンの摩擦を受けるため、手前からの曲がりは早くなり、反対に少なければ曲がりは遅くなることを理解することが重要です。ただし、自分の回転数が何回転かを即座に答えられる人はそう多くはありません。そこでボールに白いテープを貼って動画を撮影したり、第3者に見てもらうなどして、回転数を計ってみることも必要です。実験してみると10回転ボウラーと17回転ボウラーでは同様のフレアポテンシャルを求めると、コアアクシスアングルを(C/A=2インチ)変えなければなりません。それほど回転数の影響を加味しなければならないのです。
 
ボール選択のベースとなるのがこの投球動作です。まず現状のこれら3つの要素を把握してみては如何でしょう。
 
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