| パフォーマンス・インデックスとカバーストックの進化 |
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| パフォーマンス・インデックスとは |
2025年のボールの傾向についてお話しします。
海外では日本と異なり、ゲーム数に応じてリメンテ(オイルの再塗布)を行うことがルール化されており、レーン上のオイル量も多くないため、ウレタンボールの使用率は日本ほど高くありません。ウレタンに代わる新素材の開発や、ΔRGを低めに設定したデザインが増えているのも最近の特徴です。
変化するレーンコンディションに対応するには、投球技術はもちろん、ボールのパフォーマンスを見極めてどのボールを選ぶかが重要になります。そこでブランズウィック社は、ボール選びを分かりやすくするため「パフォーマンス・インデックス」を公開し、ボールの特性を「パフォーマンスレベル」と「軌道の形状」で分類しています。 |
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| パフォーマンスレベル |
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| プロパフォーマンス |
最新の技術を搭載し、最も強いコアとカバーを組み合わせたモデルです。 |
| ハイパフォーマンス |
さまざまなコンディションで高いフックポテンシャルを発揮する上位モデルです。 |
| アドバンス |
幅広いリアクションを備え、多くのボウラーに対応するモデルです。 |
アフォーダブル (手ごろな価格) |
フックポテンシャルは低めで、ドライコンディション向き。価格も手ごろで初心者に適しています。 |
| ポリエステル |
スペアボールに最適で、初心者にも向いています。 |
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| 軌道の形状 |
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| フリップ |
手前のスキッドが長く、奥で鋭く方向を変えます。 |
| トラクション |
早めにフックし、持続的なアーク軌道を描きます。オイルの多いコンディションに強く、回転数の少ない人でも強いフックが得られます。 |
| コントロール |
動きが予測しやすく、レーン全体でスムーズに曲がります。 |
アキュレイト (正確性) |
フックポテンシャルは低く、スペアやドライコンディションに向いています。 |
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| パフォーマンスレベルはカバーの摩擦力とフックポテンシャルの強い順、軌道の形状は奥での反応が急か緩やかかで分けられています。複数のボールを揃える際の目安としても分かりやすい分類だと思います。 |
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| ブランズウィック社のカバー添加剤 |
| ブランズウィック社はベースとなるカバー「HK22」を開発していますが、そこに加える添加剤にも注目すべきものがあります。 |
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| コヒージョン |
HK22と同時に開発された添加剤です。ブレークポイントから角度のあるリアクションを保ち、ミッドレーンの読みとバックエンドの連続性を高めます。 |
| サヴィ・フック |
一世代前のベースカバーとともに開発され、同じく角度のあるリアクションを狙っていますが、ミッドレーンでの連続性や強さはコヒージョンに及びません。 |
| ハヴォク |
レーン全体でトラクションを生む添加剤で、オイリーコンディション向けのカバーに多く採用されています。 |
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| ストーム社のカバーストックとオイル吸収 |
次に、ストーム社が公開しているカバーストックのオイル吸収の仕組みを紹介します。
オイル吸収は、ボール表面の摩擦を決める重要な要素です。一般に吸油が速いほど摩擦は大きく、方向転換は鋭くなります。逆に吸油が遅いとフックポテンシャルは下がりますがコントロール性は高まり、その一方で、時間とともにキャリーダウンの原因になりやすいので注意が必要です。
USBCは2017年に吸油の標準試験方法を定めました。Nordson EFD社製の液体ディスペンサー(Ultimus)で、ボール表面の3か所に微量の油滴を1滴ずつ置き、それぞれが吸収されて見えなくなるまでの時間を測って平均します(複数色のボールは色ごとに測り、最も速い色の値を採用)。2分15秒が規格上の下限で、これより速く吸収するボールはUSBCの承認を受けられません。
ストーム社はこの基準内でさまざまなカバーストックを開発しています。下の表はその代表的なもので、それぞれ表面の構造やオイルの吸い方に特徴があります。
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| AIS |
多孔質の構造で、レーンとの接点を増やしてグリップを高め、滑りを抑えます。 |
| RPM |
表面の質感を保ちながら、オイルをより速く吸収するよう設計されています。 |
| R2S |
表面は滑らかですが多孔性を保ってオイルを吸収します。手前のスキッドが長く、奥で急激に曲がるのが特徴です。 |
| コントロールウレタン |
表面のRa値(粗さ)は高いものの、構造が緻密で可塑剤を使わないため、ほとんどオイルを吸収しません(「ピッチブラック」などに使われています)。 |
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| このように化学構造の違いが吸油の速さを変え、リアクションの違いを生みます。ストーム社は吸油を速める設計によって、コントロール性と安定したリアクションを両立させようとしています。ただし、その性能を保つにはこまめなメンテナンスが欠かせません。 |
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| ストーム社のポリッシュ剤「パワーエッジ」 |
ストーム社のポリッシュ仕上げには、20年以上「1500グリット・ポリッシュ」と呼ぶ仕上げが使われてきました。しかしアブラロンのどの番手に当たるのか分かりにくいうえ、使われていたコンパウンドに含まれるスリップ剤が硬度計の針を滑らせ、硬度を正しく測れない原因にもなっていました。
その後、スリップ剤を含まない「リアクタグロス」が開発されましたが、粒子が細かく、仕上げに時間がかかるという難点がありました。
2024年に登場した「パワーエッジ」は、アグロメレートと呼ばれる粒子の塊でできた研磨剤です。最初は塊が表面の高い部分を削り(カット)、研磨が進むと細かい粒子に分かれてポリッシュ剤として働くため、1つの研磨剤でカットからポリッシュまでを行えます。短時間で光沢が出るので、下地のテクスチャーを保ったまま仕上げられるのが利点です。 |
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