ツーハンド(両手投げ)ボウラーへの新たな視点

 
 
 ツーハンド(両手投げ)ボウラーへの新たな視点
 
昨今のツーハンドボウラーの増加には目を見張るものを感じます。プロテスト受験者もこのところ年々若年層が増加、同時にツーハンドが増加傾向にあります。今年は男子受験者4割に迫るメンバーが両手投げとしてプロを目指したとのことでした。女子も徐々に増えつつありますが、男子に比べまだ片手投球が大半です。両手は股関節の回転が必要なため女子には生理学的に難しいのではという海外コーチの指摘も聞こえてきています。いずれにしてもツーハンドは従来のボウリングを変える新たなテクニックを見出しています。

ここ数年話題となっているウレタンボール規制も、USBC(米国ボウリング協会)に準じIBF(国際ボウリング連盟)が同様の規制を今春発表、国内ルールへも当然ながら波及しています。

今ではツーハンドの神的存在でもある、ジェイソン・ベルモンテやオスク・パレルマが登場して20年以上が経過しましたが、好むと好まざるとに関わらず、益々多くの若いボウラーがこのスタイルを採用している状況を見ると、ボウリングというスポーツに新たな革命をもたらしていると感じます。PBAのテレビ放映でも必ずと言っていいくらい、決勝にはツーハンドボウラーを見かけることが多くなり、日本国内でも高校生の大会にはかなり多くの両手投げをみかけます。かつては少数派であった両手投げスタイルも多くのコーチにより様々な改善があり、さらなるステージへと進化を遂げている昨今です。

ボールメーカーも当然ツーハンドに効果的なボールの開発やドリル技術を研究し、ボール販売に携わる技術者へのセミナーを開催すると同時に、メーカー所属のプロボウラーにSNS等を通じ幅広い情報発信が行われています。

そんな中新たな視点としてツーハンドならではの事象ですが、かつてトリックショットとして投球されていた「バックアップボール」をテクニックとして採用し始めていることが気になります。左右のレーンコンディション有利性は常に議論の的となっていますが、右側ラインの投球オプションを使い果たすと、左側のラインをバックアップで投球するというテクニックをツーハンドは可能にしています。片手投法がリリースを大幅に変更することは困難なため、このテクニックはツーハンドに対する大きなアドバンテージになると思われます。このようにツーハンドには様々な進化が見られます。
 
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